【2026年最新】1日の塩分摂取量の目安は?平均値・減らすコツまでわかりやすく解説

【2026年最新】1日の塩分摂取量の目安は?平均値・減らすコツまでわかりやすく解説

1日の塩分摂取量の目安は、男性7.5g未満・女性6.5g未満です(日本人の食事摂取基準2025年版)。健康のために「塩分を控えたほうがいい」と聞くことは多いものの、実際の生活では、

  • どれくらいが適量なのか分かりにくい
  • 忙しくて細かく管理できない
  • 気をつけたいけれど、味気ない食事は続かない

と感じている方も多いのではないでしょうか。

私自身、管理栄養士の資格を取得し、栄養学を学んできた立場ではありますが、日々の食事は、仕事や家事に追われる中で、メニューによっては摂りすぎになりやすいので、できる範囲で調整しながら、塩分を控える工夫をしています。

その中で感じているのは、塩分管理は「正しく知ること」と「無理をしないこと」の両方が大切だということです。

この記事では、厚生労働省やWHOなどの公的データをもとに、

  • 1日の塩分摂取量の目安
  • 日本人の塩分摂取の現状
  • 塩分をとりすぎた場合の影響
  • 今の暮らしの中で実践しやすい減塩の考え方

を、生活に落とし込みやすい視点で整理しました。

読み終えたときに、「これならできそう」と思ってもらえたらうれしいです。

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【結論】1日の塩分摂取量の目安まとめ

  • 目標量:男性7.5g未満/女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2025年版)
  • 日本人の平均:9.6g(令和6年 国民健康・栄養調査)
  • WHO推奨:5g未満
  • まずは「今より1〜2g減らす」ことからでOK

1日の塩分摂取量の目標値

塩分摂取量の目安は、健康を考えるうえでの基本となる指標です。ただし、年齢や性別、健康状態によって適切な量は異なります。

健康な成人の目標値

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、健康な成人の食塩摂取量の目標量を、男性7.5g未満、女性6.5g未満としています。
また、WHOは1日5g未満を推奨しています。

とはいえ、最初から理想値を目指す必要はありません。今より1〜2g減らすだけでも、血圧への良い影響が期待できるとされています。

  • 「完璧」より「少しずつ」
  • まずは今の食生活を知ることから

持病がある人の目標値

持病がある場合は、より厳密な塩分管理が必要になることがあります。

  • 高血圧患者:6g未満/日
  • 慢性腎臓病患者:6g未満/日
  • 心不全患者:6g未満/日
  • 脳卒中患者:6g未満/日
  • 妊娠高血圧症候群患者:6g未満/日
  • 糖尿病患者:7g未満/日
  • 肝硬変患者:7〜8g/日
  • 骨粗しょう症患者:8g未満/日

それぞれの目標値はあくまで目安です。医師や管理栄養士と相談しながら、自分の体調に合った量を見つけましょう。減塩を続けていくと、味覚は自然と変化し、薄味でも「おいしい」と感じやすくなります。

日本人の1日の塩分摂取量

日本人の1日の塩分摂取量には、男女差や年齢差、地域差があります日本人の1日の塩分摂取量について、以下を解説します。

  • 平均的な塩分摂取量
  • 地域別の塩分摂取量

健康意識の高まりで摂取量は減少傾向にありますが、国際的にはまだ高水準です。健康維持のためには、塩分摂取量を意識的に減らす取り組みが必要です。

平均的な塩分摂取量

厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査(最新公表)」によると、1日の食塩摂取量の平均値は9.6gです。男女別にみると、男性10.5g、女性8.9gと報告されています。
WHOが推奨する「食塩5g未満/日」と比べても高い水準のため、意識して調整する工夫が役立ちます。年齢が上がるにつれて摂取量が増加する傾向があります。

厚生労働省が定めた目標値(男性7.5g未満、女性6.5g未満)と比較しても、現状の摂取量は高すぎる状況です。

地域別の塩分摂取量

地域の食文化や気候は、塩分摂取量に大きな影響を与えています。地域差もみられ、東北地方では全国平均より高い傾向が報告されています。最も低いのは沖縄県で、1日あたり約8~9gです。北海道や東北地方は、寒冷な気候や塩蔵食品の消費の多さから、塩分摂取量が多くなっています。

寒冷地域では、保存食として塩分の多い食品が好まれます。西日本は、東日本に比べて全体的に摂取量が少ない傾向です。都市部では外食や加工食品の利用が多く、家庭での調理機会が少ないため、塩分摂取量が多くなっています。住む地域の特徴を踏まえて、適切な塩分摂取量を意識しましょう。

塩分過剰摂取の健康リスク

塩分の過剰摂取が及ぼす健康リスクは、以下のとおりです。

  • 高血圧の原因になる
  • 心疾患や脳卒中のリスクが高まる
  • 腎機能低下の原因になる

塩分摂取の欲求は次の3つの要因から引き起こされ、それにより弊害をもたらします。

1. 味覚の慣れ
塩分が多い食事に慣れると、舌がその強い塩味を基準として感じ、通常の塩分量の料理では物足りなさを感じるようになります。

2. 快感をもたらす要素
塩味は食材の旨味を引き出すため、満足感や食べる楽しさを増します。この満足感が「もっと食べたい」という欲求を引き起こし食べ過ぎの原因にもなります。

3. 生理的な要因
体がナトリウムを必要とするときに塩味を欲することがあります。ただし、これは体が塩分不足である場合に限ります。塩分だけでなく、カリウムやマグネシウムなどの電解質も含む飲料を摂り、必要以上に塩分摂取をしないようにしましょう。

高血圧の原因になる

高血圧の原因の1つが、塩分の過剰摂取です。塩分を摂りすぎると、ナトリウム濃度を調整する体の仕組みが働き、体内の水分量が増加します。血液量が増えて血圧が上昇すると、血管への負担が大きくなり、高血圧の状態が続きます。血管壁の硬化が促進され、交感神経系が活性化するのも特徴です。

血管内皮機能の低下やレニン-アンジオテンシン系の活性化なども、高血圧につながります。高血圧は自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに進行します。早期発見のためには、定期的な血圧測定と適切な塩分管理が重要です。

心疾患や脳卒中のリスクが高まる

高血圧が続くと、心臓や血管に大きな負担がかかり、心疾患や脳卒中のリスクが高まります。心疾患や脳卒中は、動脈硬化の進行や血管の損傷が原因です。血管壁への負担が増えると、血管が傷つきやすくなります。心臓に過度な負担がかかれば、心肥大や心不全の危険性が上がります。

脳血管が破れやすくなると脳卒中のリスクが高まるため、注意が必要です。冠動脈疾患や狭心症などの心臓病のリスクも増加します。血栓ができやすくなれば、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも上昇します。血管の弾力性の低下により、循環器系の障害のリスクも高まるため注意しましょう。

腎機能低下の原因になる

塩分の過剰摂取は、腎機能の低下につながります。塩分の摂りすぎが腎機能に悪影響を与える理由は、以下のとおりです。

  • 高血圧による負担増加
  • ろ過機能の低下
  • 血管の硬化
  • 炎症の促進

過剰な塩分摂取が続くと、腎臓に直接的なダメージを与え、むくみの悪化や腎臓結石のリスク増加につながります尿中カルシウム排出量が増加し、腎臓の線維化が進行します。腎臓は、体内の老廃物を排出する重要な役割を担っているため、機能の低下は大きな問題です。腎臓への悪影響が重なると、慢性腎臓病の進行を招きます。

塩分を多く含む加工食品と外食メニュー

加工食品と外食メニューには予想以上に塩分が含まれているため、注意が必要です。頻繁に摂取すると、知らないうちに塩分の摂りすぎにつながります。塩分の多い食品を把握し、摂取量を意識的に調整しましょう。

加工食品

塩分を多く含む加工食品は、以下のとおりです。

  • インスタントラーメン
  • カップスープ
  • レトルトカレー
  • ハム
  • ソーセージ
  • 漬物

※商品によって差はありますが、インスタントラーメンは1食あたり4〜6g前後になることが多いとされています。

加工食品は便利で手軽に食べられるため、つい摂りすぎてしまいます。加工食品を選ぶ際は、パッケージの栄養成分表示を確認し、塩分量の少ないものを選びましょう。加工食品に頼りすぎず、新鮮な野菜や果物、魚などの自然食品を中心とした食生活を心がけてください。

主な外食メニューの食塩相当量(目安)

「外食の塩分はどれくらい?」と気になる方も多いでしょう。外食メニューは調理過程で多くの塩分が加えられているため、注意が必要です。塩分が多い外食メニューは、以下のとおりです。

メニュー食塩相当量の目安
ラーメン(スープ含む)約5〜6g
丼物(牛丼など)約3〜4g
ハンバーガー約2.5〜3.5g
ピザ(1食分)約3〜5g
フライドポテト約1〜2g
ギョーザ(5個)約2〜3g
唐揚げ(5個)約1.5〜2.5g
カレーライス約2.5〜4g
中華定食約4〜6g
焼き鳥(タレ5本)約2〜3g

※数値は外食チェーンの栄養成分表示や食品成分表を参考にした一般的な目安です。

外食を完全に避けるのは現実的ではないため、メニューの選び方や食べ方を工夫しましょう。うどんやそばはつゆを残し、寿司はしょうゆを控えめにすると効果的です。サラダはドレッシングの量に注意し、スープは具だけを食べると塩分を抑えられます。

1日の塩分摂取量を管理する方法

1日の塩分摂取量を管理する方法は、以下のとおりです。

  • 塩分を計測する
  • 食品のラベルを見る
  • 食事内容を記録する

適切な管理方法を知り、日々実践すると塩分の過剰摂取を防げます。

塩分を計測する

塩分を計測すると、正確な塩分摂取量の把握が可能です。家庭用の塩分計を使えば、調理した料理の塩分濃度を簡単に測定できます。汁物の塩分を測る際は、塩分濃度計が便利です。調味料を使う際は計量スプーンを活用しましょう。しょうゆは種類によって差がありますが、大さじ1(15ml)で食塩相当量は約2.6g前後が目安です。

食品成分表やスマートフォンアプリを使えば、食材や料理の塩分含有量を確認できます。ツールを上手に活用すると、塩分摂取量の効果的な管理が可能です。

食品のラベルを見る

食品のラベルを見て栄養成分表示を確認すると、食品に含まれる塩分量を把握できます。1食分あたりの塩分量や100gあたりの塩分量を確認しましょう。原材料表示で塩分を含む成分を確認するのも効果的です。「減塩」や「低塩」の表示がある商品は、通常の商品と比べて塩分が少ない傾向にあります。

複数の商品の塩分量を比較し、より塩分の少ない商品を選びましょう。同じ種類の食品でも、ブランドによって塩分量が異なります。調味料は少量でも塩分を多く含むため、使用量に注意が必要です。外食の際は、メニューの栄養成分表示を確認しましょう。

外食チェーンなどでは栄養成分表示を公開している店舗もあるため、確認できる場合は参考にしましょう。栄養成分表示を見る習慣を付けると、日々の塩分摂取量の正確な把握が可能です。

食事内容を記録する

食事内容を記録すると、自分の食生活を客観的に把握できます。食事の写真を撮影し、手帳やノートに記録を残しましょう。スマートフォンアプリやオンラインサービスの活用もおすすめです。外食時のメニューや調味料の使用量も忘れずに記録しましょう。毎日の塩分摂取量を計算し、グラフ化して傾向を把握すると効果的です。

食事記録を定期的に振り返り、改善点を見つけましょう。食事記録と体調の変化を関連付けて分析すると、自分の体に合った塩分摂取量を把握できます。家族や友人と記録を共有し、サポートし合うのも効果的です。医療専門家に食事記録を見せてアドバイスを受ければ、より適切な塩分管理ができます。

1日の塩分摂取量を減らすポイント

1日の塩分摂取量を減らすポイントは、以下のとおりです。

  • 薄味の食事を心がける
  • 減塩調味料を使用する
  • だしや香辛料を活用する
  • 加工食品や外食を減らす

毎日の食事を少しずつ工夫し、無理なく塩分摂取量を減らしましょう。

薄味の食事を心がける

薄味の食事を心がけると、1日の塩分摂取量を効果的に減らせます。野菜や果物の甘みを生かし、食材本来の味を楽しみましょう。酢やかんきつ類の酸味を活用するのも効果的です。調味料は計量して使用し、徐々に薄味に慣れましょう。調理法を工夫して素材の味を引き出すと、塩分に頼らなくてもおいしい料理を作れます。

塩分の強い食材は量を控えめにするのもポイントです。家族みんなで意識して取り組めば、効果的に塩分摂取量を減らせます。

ミルル
ミルル

「へえ〜!酸っぱいものを入れると、なんで薄味でもおいしく感じるの?

momoka
momoka

それはね、酢や柑橘類を使うと、酸味が食材の味を引き締め、旨味や香りを引き立てるからです。さらに、酸味には唾液の分泌をうながす働きがあります。唾液は食べ物の成分を溶かし、味蕾(みらい)は水に溶けた成分にしか反応しないため、成分が味蕾に届きやすくなります。こうして薄味でも味を十分に感じられ、満足できるのです!

減塩調味料を使用する

減塩調味料を使用すると、塩分を抑えつつ料理のおいしさを保てます。減塩調味料は、塩の一部をカリウムやマグネシウムで代替した製品です。塩分〇%カットの表示がある調味料を探しましょう。減塩しょうゆは刺身や冷ややっこなどの生食に、減塩みそは煮物やみそ汁に使用すると効果的です。

通常の調味料と併用し、徐々に慣れていきましょう。最初は通常の調味料と減塩調味料を半々で使い、少しずつ減塩調味料の割合を増やすのがおすすめです。減塩調味料を選ぶ際は、栄養成分表示をよく確認してください。塩分量だけでなく、カリウムやマグネシウムの含有量も確認しましょう。

料理の下味に減塩調味料を使うと、より効果的に塩分を減らせます。減塩調味料と香辛料を組み合わせて、味に変化をつけるのもおすすめです。

だしや香辛料を活用する

だしや香辛料を活用すれば、健康的でおいしい食事を楽しめます。香辛料やハーブ、香味野菜を使用すると、食事に風味が加わります。食材を上手に使い、減塩しつつ味わい深い料理を作りましょう。酢やしょうゆで味に深みを出したり、ごまやナッツ類でコクを出したりするのも効果的です。

みそやしょうゆは塩分が多いため、薄めて使用しましょう。香ばしさを出すために、ごま油を使用するのもおすすめです。魚や肉に下味をつけて調理すると、減塩しながらおいしく食べられます。

私自身は、減塩しょうゆに頼るよりも、しょうゆの量を減らし、だしや酢、香味野菜で味を引き締める方法を選んでいます。ただ、どうしても味が物足りない方は、減塩タイプを取り入れるのも一つの方法です。

加工食品や外食を減らす

加工食品や外食を減らすと、塩分摂取量を効果的に調整できます。自炊をする機会を増やし、使用する食材や調味料をコントロールしましょう。新鮮な食材で素材本来の味を引き出すと、塩分に頼らずにおいしい料理を作れます。加工食品を使用する場合は、減塩タイプを選びましょう。

加工食品の代わりに手作りのおかずを選べば、添加物や過剰な塩分を避けられます。冷凍食品やインスタント食品の使用は控え、生鮮食品を選択しましょう。弁当を持参し、外食を減らすのもおすすめです。外食の際は栄養成分表示を確認し、塩分控えめのメニューを選択してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 1日の塩分摂取量は何gまでが目安ですか?

A. 健康な成人は、男性7.5g未満・女性6.5g未満が目標量です。
これは厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で示されています。日本人の平均は9.6gとされており、まずは今より1〜2g減らすことから始めるのがおすすめです。

Q2. 日本人の平均の塩分摂取量はどれくらいですか?

A. 最新調査では、1日平均9.6gです。
男女別では男性10.5g、女性8.9gと報告されています(令和6年 国民健康・栄養調査)。目標量と比べるとまだ高い水準のため、意識的な調整が大切です。

Q3. 塩分を取りすぎるとどうなりますか?

A. 高血圧や心疾患、腎機能低下のリスクが高まります。
塩分を摂りすぎると体内の水分量が増え、血圧が上昇しやすくなります。自覚症状が少ないため、日頃からの塩分管理が重要です。

Q4. 外食が多いと塩分はどれくらい増えますか?

A. 1食で3〜6g以上になることもあります。
ラーメンはスープまで飲むと5〜6g前後になる場合があります。スープを残す、ソースを控えるだけでも1〜2g調整できることがあります。

Q5. 減塩しょうゆなら塩分は気にしなくていいですか?

A. 減塩でも使いすぎれば塩分は増えます。
商品によって差はありますが、大さじ1で1.5〜2g前後含まれることがあります。「かける」より「つける」にするなど、量の調整が大切です。

Q6. WHOの塩分基準はどれくらいですか?

A. WHOは1日5g未満を推奨しています。
日本の目標量よりも厳しい基準ですが、世界的には5g未満が推奨値とされています。すぐに達成できなくても、段階的に減らしていくことが現実的です。

まとめ

健康維持のためには、塩分摂取量の管理が欠かせません。自分に合った目標値を把握し、日々の食事で意識しましょう。日本人の平均塩分摂取量は目標値を上回っているため、塩分を意識的に減らす取り組みが必要です。塩分の摂りすぎは、高血圧や心臓病などの健康問題につながります。

加工食品や外食は塩分が多く含まれているため、注意が必要です。塩分の計測や食品表示の確認を習慣化し、自分の塩分摂取量を把握しましょう。だしや香辛料を活用すると、塩分が少なくてもおいしい食事を楽しめます。少しずつでも塩分を減らす工夫を続けると、健康的な食生活を実現できます。

まずは今日の食事から、調味料をほんの少し減らすことから始めてみませんか。
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参考資料(出典)