せっかく買った野菜が、冷蔵庫の中でしなびたり、傷んだりしてしまうことはありませんか。
野菜は種類によって、常温保存が向いているもの、冷蔵保存した方がよいもの、冷凍して使いやすいものが違います。保存場所や保存の向きを少し変えるだけでも、鮮度を保ちやすくなり、食品ロスを減らしやすくなります。
この記事では、根菜・葉物・果菜類など、野菜の種類に合わせた保存方法を、冷蔵・冷凍・常温に分けてわかりやすく解説します。野菜を無駄なく使い切りたい方や、宅配食材・ネットスーパーで届いた野菜を上手に保存したい方も参考にしてください。
※この記事には広告を含みます。紹介する商品・サービスは、公式情報をもとに特徴を比較し、目的別に選びやすいものをまとめています。
野菜を長持ちさせる保存の基本

野菜を正しく管理するには、以下の基礎知識が役立ちます。育った向きに近い状態で保存する 野菜に合った温度で保存する 乾燥と湿気を防ぐ
- 育った向きに近い状態で保存する
- 野菜に合った保存場所を選ぶ
- 野菜の乾燥を防ぐ
野菜は育った向きに近い状態で保存する
野菜は収穫されたあとも呼吸を続けているため、保存するときは通気性を保ち、過度な乾燥や密閉を避けることが大切です。
葉物野菜は、根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、できるだけ立てて冷蔵保存すると鮮度を保ちやすくなります。きのこ類は紙袋やキッチンペーパーで包み、余分な水分がこもらないようにすると傷みにくくなります。
じゃがいもや玉ねぎなどは、風通しのよい冷暗所で保存するのが基本です。一方で、にんじんや大根、ごぼうなどは乾燥しやすいため、新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵保存すると使いやすくなります。
トマトやりんごはエチレンガスを多く出すため、葉物野菜やきゅうりなど傷みやすい野菜とは別に保存しましょう。

野菜は、収穫されても「まだ生きている」食材です。保存している間も呼吸しているので、向き・湿度・温度・通気性を少し意識するだけで、鮮度が保ちやすくなります。
野菜に合った保存場所を選ぶ
野菜は、すべて冷蔵庫に入れれば長持ちするわけではありません。種類によって、常温保存が向いているもの、冷蔵保存が向いているもの、冷凍して使いやすいものがあります。
じゃがいもや玉ねぎ、さつまいもなどは、風通しのよい涼しい場所で保存した方がよい場合があります。一方で、葉物野菜やきのこ類、カットした野菜は冷蔵保存が基本です。
また、冷凍に向いている野菜は、切って冷凍しておくと、炒め物やスープ、味噌汁などに使いやすくなります。野菜ごとの特徴に合わせて、常温・冷蔵・冷凍を使い分けることが、長持ちさせるポイントです。
野菜の乾燥を防ぐ
野菜の鮮度を長く保つには、乾燥を防ぐことが重要です。葉物野菜は乾燥に弱いため、保存を工夫すれば鮮度を保てます。セロリやアスパラガスは、切り口を水に浸しておくと劣化を防げます。根菜類は土を軽く落とし、湿度を保てる環境で保存しましょう。乾燥対策として効果的な方法は、以下のとおりです。
- 湿らせたキッチンペーパーで包む
- 野菜専用の保存袋を使う
- 新聞紙で包む
- 密閉容器に入れる
- 霧吹きで湿度を保つ
ジッパー付き保存袋を使う場合は、野菜の種類によって密閉しすぎないようにすると、湿気がこもりにくくなります。
常温・冷蔵・冷凍の保存場所を使い分ける

野菜を長持ちさせるには、常温・冷蔵・冷凍の保存場所を正しく使い分けることが大切です。
冷蔵庫に入れればすべての野菜が長持ちするわけではなく、低温が苦手な野菜や、湿気に弱い野菜もあります。ここでは、野菜に合った温度と湿度、冷蔵庫内の保存場所、エチレンガスの影響について解説します。
- 野菜に合った温度と湿度を知る
- 冷蔵庫の保存場所別の特徴を知る
- エチレンガスの影響に注意する
野菜に合った温度と湿度を知る
野菜は種類によって、保存に向いている温度や湿度が異なります。冷蔵庫に入れればすべて長持ちするわけではないため、野菜ごとの特徴に合わせて保存場所を選びましょう。
下の表は、代表的な野菜の保存環境の目安です。家庭用冷蔵庫では庫内の温度や湿度が一定ではないため、野菜の状態を見ながら保存方法を調整してください。
| 分類 | 主な野菜 | 最適温度 | 最適湿度 | 保存時の注意点 |
| 根菜類 | ジャガイモ、ニンジン | 10〜15℃ | 80〜90% | 低温障害、常温保存の適性 |
| 葉物野菜 | レタス、ホウレンソウ | 0〜4℃ | 90〜95% | 湿度不足によるしおれ |
| 果菜類 | トマト、ナス、ピーマン | 7〜10℃ | 85〜90% | 低温による風味の劣化 |
| 夏野菜 | キュウリ、ナス | 約5℃ | 約90% | 乾燥 |
| 冬野菜 | ハクサイ、ダイコン | 0〜5℃ | 85〜90% | 長期保存時の乾燥対策 |
| 熱帯・亜熱帯野菜 | バナナ、アボカド | 13℃以上 | 約85% | 低温障害 |

上の表を見ると、野菜によって向いている温度帯が違うことがわかります。葉物野菜のように低めの温度で保存した方がよいものもあれば、トマトやなす、バナナ、アボカドのように冷やしすぎに注意したいものもあります。
野菜は収穫後も呼吸を続けており、温度が高いほど呼吸や品質変化が進みやすくなります。温度だけでなく、乾燥や湿気にも注意しながら、野菜の状態に合わせて保存しましょう。
冷蔵庫の保存場所別の特徴
冷蔵庫の中は、場所によって温度や湿度が異なります。冷気の当たり方や扉の開閉によっても温度が変わるため、食材に合った保存場所を選ぶことが大切です。

冷蔵室・野菜室・チルド室・冷凍室の違い
冷蔵庫の中は、場所によって温度や湿度が異なります。冷気の当たり方や扉の開閉によっても温度が変わるため、野菜や食品に合った保存場所を選ぶことが大切です。
野菜室は、冷蔵室よりやや高めの温度帯で、野菜や果物を保存しやすい場所です。ただし、すべての野菜が野菜室に向いているわけではありません。葉物野菜やカットした野菜は低めの温度で保存した方がよい場合があり、なすやピーマンなどの夏野菜は冷やしすぎに注意が必要です。
| 場所 | 温度の目安 | 向いているもの | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 冷蔵室 | 約2〜6℃ | 葉物野菜、カット野菜、きのこ類など | 冷気が直接当たる場所では乾燥や冷えすぎに注意 |
| 野菜室 | 約3〜8℃ | なす、ピーマン、きゅうり、トマトなどの野菜・果物 | 低温が苦手な野菜でも、長期保存には向かないものがある |
| チルド室 | 約0〜2℃ | 肉・魚・発酵食品など | 多くの野菜には冷えすぎる場合がある |
| 冷凍室 | 約-18℃以下 | 冷凍保存した野菜 | 冷凍に向く野菜と向かない野菜がある |
冷蔵庫内は場所ごとに温度や湿度が異なります。食材に合った保存場所を選ぶことで、鮮度を保ちやすくなります。
ドアポケットは扉の開閉で温度が変わりやすいため、温度変化に弱い食品の保存にはあまり向きません。野菜は基本的に、野菜室や冷蔵室の安定した場所に保存しましょう。
冷凍室は、冷凍保存する野菜を保存する場所です。冷凍した野菜は温度変化に弱いため、扉の開閉を少なくし、なるべく早く使い切るようにしましょう。
エチレンガスの影響と対策
エチレンガスは、一部の野菜や果物が放出する植物ホルモンで、周囲の食材の熟成や劣化を早めます。リンゴやバナナ、アボカド、トマトなどは放出量が多い代表例です。ブロッコリーやキャベツ、レタス、キュウリなどの葉物野菜は、エチレンガスの影響を受けやすい性質があります。
エチレンガスによる劣化を防ぐには、以下の対策が有効です。
- 野菜や果物を分けて保存する
- 容器や保存袋で区切る
- 活性炭や備長炭を使ってガスを吸着させる
- エチレン吸収剤を設置する
- 冷蔵庫内を詰めすぎないようにする
エチレンガスの影響を受けやすい野菜は、エチレンを多く出す果物や野菜の近くに置かないようにしましょう。すぐに使うものと、長く保存したいものを分けておくと、傷みを防ぎやすくなります。
常温保存が向いている野菜

野菜を常温で保存するには、直射日光を避け、風通しのよい涼しい場所で保存することが大切です。
ただし、最近の室内は夏場に高温多湿になりやすく、常温保存に向く野菜でも傷みやすいことがあります。季節や室温を見ながら、必要に応じて野菜室や冷蔵室も使い分けましょう。
- 常温保存に適した野菜
- 常温保存のポイント
- 常温保存での注意点
常温保存に適した野菜
常温保存に適した野菜は、冷蔵庫より風通しの良い冷暗所で保管したほうが長持ちします。ジャガイモやサツマイモは低温に弱く、冷蔵すると風味が落ちます。光を避けて保存し、ジャガイモの芽や緑化にも注意が必要です。タマネギは網袋やかごに入れて風通しの良い場所に置き、ニンニクは乾燥した場所で保存しましょう。
常温保存に向いている野菜でも、保存場所や季節によって日持ちは変わります。代表的な野菜の保存方法を一覧でまとめました。
| 野菜 | 保存場所 | 保存のコツ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| にんにく | 風通しのよい涼しい場所 | 皮付きのままネットや紙袋に入れて保存する | 皮をむいたものは冷蔵または冷凍する |
| 玉ねぎ | 風通しのよい涼しい場所 | 新聞紙やネットを使い、湿気を避けて保存する | カットしたものは冷蔵し、早めに使う |
| じゃがいも | 暗く涼しい場所 | 紙袋や新聞紙に包み、光を避ける | 芽や緑色になった部分に注意する |
| さつまいも | 冷えすぎない涼しい場所 | 新聞紙で包み、低温になりすぎない場所で保存する | 冷蔵庫の冷えすぎに注意する |
| かぼちゃ(丸ごと) | 風通しのよい涼しい場所 | 丸ごとのまま保存する | カット後は種とワタを取り、冷蔵する |
常温保存のポイント
「常温保存」とは、冷蔵や冷凍をしない保存方法のことですが、真夏の室内や直射日光が当たる場所に置いてよいという意味ではありません。
食品保存でいう常温は、法律で一律に「何℃」と決まっているわけではありませんが、目安としては15〜25℃程度の、直射日光が当たらない涼しい場所をイメージするとよいでしょう。
ただし、夏場の室内は30℃を超えることもあります。常温保存が向いている野菜でも、高温多湿の場所では傷みやすくなるため、風通しのよい冷暗所を選び、室温が高い時期は野菜室や冷蔵室も使い分けましょう。

常温保存では、直射日光を避け、風通しのよい場所に置くことが大切です。湿気がこもると傷みやすくなるため、新聞紙や紙袋、ネットなどを使って通気性を保ちましょう。
また、野菜は収穫後も呼吸を続けています。密閉しすぎると湿気がこもりやすくなるため、常温保存する野菜は、涼しく風通しのよい場所で管理するのが基本です。
常温保存での注意点
常温保存が向いている野菜でも、高温多湿の場所では傷みやすくなります。特に夏場は、室内でも温度が上がりやすいため、直射日光が当たる場所や、湿気がこもる場所は避けましょう。
また、にんにく・玉ねぎ・じゃがいも・さつまいも・かぼちゃなどは常温保存しやすい野菜ですが、カットしたものは常温保存に向きません。切った後は冷蔵保存し、なるべく早めに使い切りましょう。
保存中は、芽が出ていないか、変色していないか、カビやぬめりがないかを確認します。傷みがある場合は、無理に食べず、状態を見て判断してください。
冷蔵保存が向いている野菜

野菜を冷蔵保存するときは、乾燥を防ぎながら、湿気をこもらせすぎないことが大切です。葉物野菜やきのこ類、カットした野菜などは冷蔵保存が向いていますが、野菜によっては冷やしすぎると傷みやすいものもあります。
冷蔵庫に入れればすべての野菜が長持ちするわけではないため、野菜室や冷蔵室の特徴を知り、野菜の種類に合わせて保存場所を選びましょう。
冷蔵保存に適した野菜
冷蔵保存に向いている野菜でも、冷やしすぎや乾燥には注意が必要です。代表的な野菜を、保存のポイントと一緒に整理します。
| 野菜の種類 | 例 | 保存のポイント |
|---|---|---|
| 葉物野菜 | ほうれん草、小松菜、レタス | 乾燥しやすいため、キッチンペーパーやポリ袋を使い、立てて保存する |
| 花蕾類 | ブロッコリー、カリフラワー | 乾燥を防ぎ、なるべく早めに使う |
| きのこ類 | しめじ、えのき、しいたけ | 水分がこもりすぎないよう、キッチンペーパーや紙袋で包む |
| カットした野菜 | カットキャベツ、カットかぼちゃなど | 密閉容器や保存袋に入れ、早めに使い切る |
| 夏野菜の一部 | きゅうり、なす、ピーマン | 野菜室で保存し、冷やしすぎに注意する |
冷蔵保存に向いているのは、常温ではしおれやすい葉物野菜や、傷みやすいきのこ類、カットした野菜などです。低温で保存することで、鮮度の低下をゆるやかにしやすくなります。
葉物野菜は、湿らせたキッチンペーパーで包むと乾燥を防ぎやすくなります。きのこ類は水分がこもると傷みやすいため、キッチンペーパーや紙袋で包んで保存すると扱いやすいです。
水分が多い野菜や低温に弱い野菜は、冷えすぎを避けるために野菜室で保存すると扱いやすい場合があります。葉物野菜やカットした野菜は、乾燥を防ぎながら冷蔵室や野菜室で保存しましょう。
冷蔵保存のポイント

冷蔵保存では、野菜の乾燥を防ぎながら、湿気をこもらせすぎないことが大切です。水分が多すぎると傷みやすくなり、乾燥しすぎるとしおれやすくなります。
冷蔵保存するときは、次の点を意識しましょう。
・水気をふき取ってから保存する
・キッチンペーパーや新聞紙で包む
・保存袋やポリ袋に入れる
・立てて保存できる野菜は、育った向きに近い状態で保存する
・冷蔵庫や野菜室に詰め込みすぎない
冷蔵庫での注意点
冷蔵保存するときは、野菜の種類に合わせて冷えすぎや乾燥に注意しましょう。冷蔵庫に入れればすべての野菜が長持ちするわけではなく、なすやピーマンなどのように冷やしすぎると傷みやすい野菜もあります。
また、冷蔵庫や野菜室に詰め込みすぎると冷気が回りにくくなります。保存するときは、野菜をぎゅうぎゅうに入れず、空気が通る余裕を残しておきましょう。
洗った野菜は水分が残っていると傷みやすくなるため、保存前に水気をしっかりふき取ります。洗わずに保存する野菜は、使う直前に洗うと扱いやすくなります。
カットした野菜や傷みやすい野菜は、保存袋や密閉容器に入れ、なるべく早めに使い切りましょう。
冷凍保存が向いている野菜

野菜を使い切れないときは、冷凍保存を活用すると食品ロスを減らしやすくなります。冷凍に向いている野菜は、使いやすい大きさに切って保存しておくと、炒め物やスープ、味噌汁などにそのまま使えて便利です。
ただし、すべての野菜が冷凍に向いているわけではありません。冷凍すると食感が変わりやすい野菜もあるため、料理に合わせて使い分けることが大切です。
冷凍保存に適した野菜
冷凍保存に向いている野菜でも、下処理の方法は野菜によって異なります。代表的な野菜を、冷凍前の準備と使い方に分けて整理します。
| 野菜 | 冷凍前の準備 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| ほうれん草・小松菜 | 軽くゆでて水気をしぼり、小分けにする | 味噌汁、炒め物、おひたし |
| ブロッコリー・カリフラワー | 小房に分けて軽くゆでる | スープ、炒め物、付け合わせ |
| かぼちゃ | 使いやすい大きさに切る | 煮物、スープ、味噌汁 |
| とうもろこし・枝豆 | ゆでてから粒やさやごと冷凍する | 炒め物、スープ、混ぜご飯 |
| ねぎ・ピーマン | 使いやすい大きさに切る | 炒め物、味噌汁、薬味 |
| トマト | 皮をむく、またはそのまま冷凍する | ソース、スープ、煮込み料理 |
| オクラ | 塩ゆでしてから冷凍する | 和え物、味噌汁、煮物 |
冷凍保存のポイント

野菜を冷凍するときは、洗ったあとに水気をしっかりふき取り、使いやすい大きさに切ってから保存します。水分が多く残っていると霜がつきやすく、食感が悪くなることがあります。
冷凍保存するときは、次の点を意識しましょう。
・小分けにして保存する
・水気をしっかりふき取る
・保存袋の空気を抜いて密閉する
・できるだけ平らにして冷凍する
・日付を書いて早めに使い切る
・調理するときは、凍ったまま使う
冷凍保存での注意点
冷凍保存は便利ですが、冷凍すると野菜の食感が変わりやすくなります。生で食べるよりも、炒め物・スープ・味噌汁・煮込み料理など、加熱料理に使う方が向いています。
また、一度解凍した野菜は再冷凍しないようにしましょう。再冷凍すると品質が落ちやすく、衛生面でも注意が必要です。使う分だけ小分けにして冷凍しておくと安心です。
家庭の冷凍庫は開け閉めで温度が変わりやすいため、保存袋に日付を書き、早めに使い切りましょう。冷凍した野菜は、凍ったまま加熱調理に使うのが基本です。
なお、ごぼうやじゃがいもは冷凍よりも常温保存が向いている場合があります。冷凍する場合は、料理に合わせて下処理を工夫しましょう。
野菜保存に役立つ便利アイテム

野菜を長持ちさせるには、保存場所だけでなく、冷蔵庫や野菜室の中での置き方も大切です。専用の保存容器を使わなくても、ペットボトルや牛乳パック、キッチンペーパーなど、家にあるものでも保存しやすくなります。
一方で、野菜室をすっきり整えたい場合や、立てて保存しやすい環境を作りたい場合は、野菜保存スタンドや鮮度保持袋などの便利アイテムを取り入れるのもおすすめです。
立てて保存しやすくするアイテム
にんじん・きゅうり・長ねぎなど、縦に育つ野菜は、立てて保存すると冷蔵庫内で整理しやすくなります。野菜室の中で倒れやすい場合は、縦型の保存容器や野菜保存スタンドを使うと便利です。
商品を探すときは、「野菜保存スタンド」「冷蔵庫 野菜 立てて保存」「野菜室 仕切りケース」などの言葉で探すと見つけやすくなります。
家にあるもので代用する方法
専用の保存容器を買わなくても、ペットボトルや牛乳パックを切って、手作りの野菜スタンドとして使うこともできます。底にキッチンペーパーを敷くと、水分がたまりにくくなります。
ブックエンドやトレーを使って、野菜室の中を仕切る方法もあります。大根や長ねぎのような長い野菜は、半分に切ってから立てたり、斜めに立てかけたりすると収納しやすくなります。
| 野菜 | 保存しやすい方法 | 工夫 |
|---|---|---|
| 大根 | カットして立てる | 切り口をラップや新聞紙で包む |
| ごぼう | 長さを半分に切り、斜めに立てる | 乾燥しないよう新聞紙やポリ袋を使う |
| 長ねぎ | 斜めに立てる、または寝かせる | 葉先に水分が集まらないようにする |
保存袋・キッチンペーパー・新聞紙の使い方
野菜は乾燥にも湿気にも弱いため、保存袋・キッチンペーパー・新聞紙を使って水分を調整すると保存しやすくなります。
葉物野菜は、根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて保存すると乾燥を防ぎやすくなります。きのこ類は水分がこもると傷みやすいため、キッチンペーパーや紙袋で包むと扱いやすくなります。じゃがいもや玉ねぎなどは、新聞紙や紙袋を使って光や湿気を避けると保存しやすくなります。
野菜室を整理して使いやすくするコツ
野菜室の中は、入れっぱなしにすると奥の野菜を忘れてしまいがちです。よく使う野菜は手前に置き、早く使いたい野菜と長く保存したい野菜を分けておくと、食品ロスを減らしやすくなります。
保存袋や仕切りケースを使うと、野菜の種類ごとに分けやすくなります。使いやすさを重視するなら、繰り返し使える保存袋や、洗いやすい保存容器を選ぶと管理しやすくなります。
野菜室を整理しながら保存しやすくしたい方は、次のようなアイテムを必要に合わせて取り入れると便利です。
・野菜を立てて保存しやすい保存スタンド
・乾燥や湿気対策に使いやすい野菜保存袋
・野菜室を整理しやすい仕切りケース
種類別・野菜の保存方法

野菜の特徴に応じて保存方法を工夫するには、以下の種類別のポイントを押さえることが大切です。
- 根菜類
- 葉菜類
- 果菜類
根菜類
根菜類は種類によって、常温保存が向いているものと、冷蔵保存が向いているものがあります。じゃがいも・玉ねぎ・にんにくなどは、風通しのよい冷暗所で保存しやすい野菜です。一方で、大根やにんじん、ごぼうなどは乾燥しやすいため、新聞紙やキッチンペーパーで包み、野菜室で保存すると扱いやすくなります。
| 野菜 | 保存場所 | 保存のポイント |
|---|---|---|
| じゃがいも | 冷暗所 | 光を避け、新聞紙や紙袋に入れて保存する |
| 玉ねぎ・にんにく | 風通しのよい場所 | ネットや紙袋を使い、湿気を避ける |
| 大根・にんじん | 野菜室 | 葉を切り落とし、新聞紙やキッチンペーパーで包む |
| ごぼう | 野菜室 | 乾燥を防ぐため、新聞紙で包んで保存する |
根菜類を冷凍する場合は下茹でしてから保存袋に入れると、風味を保てます。根菜類は湿度が高すぎると腐りやすいため、保存場所の環境にも注意しましょう。
葉菜類

葉菜類は、葉を食用とする野菜です。水分が多く乾燥しやすいため、冷蔵保存が基本です。傷んだ葉を取り除き、余分な水気をふき取ってから、キッチンペーパーや保存袋を使って保存しましょう。
| 野菜 | 保存のポイント |
|---|---|
| レタス | 芯を取り除き、洗った場合は水気をふき取って保存する |
| ほうれん草・小松菜 | 根元を軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、立てて保存する |
| 春菊・パクチー | 乾燥しやすいため、キッチンペーパーで包んで保存する |
| キャベツ | 傷んだ外葉を取り除き、芯を残して保存する |
| 白菜 | 縦半分や1/4に切った場合は、切り口を包んで保存する |
葉菜類は加熱後に冷凍保存も可能です。茹でて水気を絞り、小分けにして冷凍すれば必要な分だけ使えて便利です。
果菜類
果菜類は果実や種実を食べる野菜で、水分が多く、保存方法で鮮度が変わります。トマトやナス、キュウリ、ピーマン、パプリカ、オクラなどが該当します。トマトは完熟前なら常温で保存でき、冷凍する場合は丸ごと保存が可能です。解凍すると皮がむきやすくなり、調理が手早くできます。
キュウリは新聞紙で包んでポリ袋に入れると、水分の蒸発を防ぎ野菜室で湿度を保てます。ナスはポリ袋に入れ、冷蔵で保存しましょう。冷凍時は煮物や炒め物に使うのが適しています。ピーマンやパプリカは水分を拭き取り、ポリ袋に入れて冷蔵します。水滴が残ると傷みやすくなるため注意が必要です。
果菜類はエチレンガスを発する野菜と分けて保存し、使いかけは切り口を下にしてください。夏場はこまめに状態を確認し、早めに使い切ります。冷凍する場合は、下ゆでやカットなどの下処理をしておくと、調理に使いやすく、食品ロスを減らしやすくなります。
まとめ

野菜を長持ちさせるには、野菜の種類に合わせて保存場所を選ぶことが大切です。根菜類は風通しのよい冷暗所や野菜室、葉菜類は乾燥を防ぎながら冷蔵保存、果菜類は種類に応じて常温・冷蔵・冷凍を使い分けましょう。
エチレンガスを出す野菜や果物は、傷みやすい野菜と分けて保存すると安心です。冷凍する場合は、下ゆでやカットなどの下処理をしておくと、調理に使いやすく、食品ロスを減らしやすくなります。
野菜の特徴に合わせて保存方法を工夫することで、無駄なく使い切りやすくなり、毎日の食事にも取り入れやすくなります。
野菜を無駄なく使い切るには、保存方法だけでなく、日々の食事で野菜を上手に取り入れる工夫も大切です。野菜不足が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
